リモートで働くメンバーとのコミュニケーションで実践していること
私がいる会社(東京にあります)は基本、ほぼ全員がリモートで働いています。関西にもメンバーがいるため、基本的に通勤は不可ですので、自宅等で作業してもらっています。
今後のチームの働き方については未だ決まっていませんが、取り敢えず今は、メンバー全員が同じ空間で密に働くことは、ほとんどありません。
そんなこんなで、この状況を知る周りの知人や企業さんからどうやってチーム間のコミュニケーションを取っているの?上手くいっているの?と聞かれることが増えてきました。対面コミュニケーションが取れないことで、様々な問題が発生するとお考えの方も多いのだと思います。
弊社では、まだまだ100点には遠いですが、会社やプロダクトの現状(Good&Bad)・未来に大きな齟齬はないと思っていますし、取り組む仕事への納得感も高い、のではないかと信じています。(笑)
そこで今日は、私のチームのコミュニケーション手法等について書いていきたいと思います。何かしらの参考になれば嬉しいです。
はじめに結論を言ってしまえば、「とにかく量を重視。日々の業務やそれ以外のトピックに関しても頻度高くコミュニケーションを取っている!」ということです。私はこの点だけは妥協せずに取り組んでいます。
では、どんな内容について話しをしているのか、具体的な説明をしていきます。
会話のトピック
チーム内の仕事から個々人のキャリアに関することまで、実に様々なトピックについてコミュニケーションを取っています。例えば、
- プロダクト開発や営業等、日々の業務関連。進捗チェックや問題解決…etc(これはどこの企業さんでも同じだと思います。
- 顧客からプロダクトへのフィードバック。褒められたことや、改善要望、全て伝えています。
- 営業訪問ログ。ご契約いただいた/先方のニーズに合致しなかった/足りない点を指摘いただいた/などなど、全て詳細に伝えるようにしています。
- 私が思いついたアイディア共有。ダメ出しされることが多いですが、めげずに皆を巻き込んで(付き合ってもらって)ディスカッションしてます。
- 直近で業務中に困ったこと共有。コミュニケーションを日々取っていれば、当人に何かしらのサインがあるので、それを認識次第、会話して問題を共有してもらい、一緒に解決策を考えています。
- 未来の話。個々人がこれからどんなスキルを身につけたいか、どんな仕事をしていきたいか、そしてどんなチーム・会社にしていきたいかという話をざっくばらんにします。
などなど。まだまだあるのですが、めちゃくちゃ長くなりそうなのでこの辺にしておきます。
コミュニケーションツール
- チャット。これがメインです。Slackを使い倒して、上述のトピック全般についてコミュニケーションとります。
- ビデオ通話。Skypeです。チャットだけでは伝わらない時や、緊急時、そしてディスカッションしたいトピックがある時に重用してます。
- 対面。基本リモートなので、機会自体は少ないです。メンバー全員が集まる機会は年に1、2回の合宿くらいです。(笑)
ランチや飲み会ももっと開催したいところですが、リモートなのでできませんし、今のところ機能しているのでOKだと思っています。
頻度・量
日々の業務に関するコミュニケーションの頻度・量は、一般的だと思います。個人的に気をつけているのが、それ以外の部分です。(上述の、“会話のトピック”参照)
会社やチーム、プロダクト、個人の未来の話し、競合・マーケットの話しなど、時にはミーティングの議題にならないことも、週に何度もみんなに共有し、時間を合わせてディスカッションするようにしています。
また、各メンバーから、仕事を進める上で困っていることを聞いたり、互いに解決策を探すための時間も、週に1度はほぼ全員と取るようにしています。
注意点として、緊急時以外は即レスを求めないことです。メンバーがほぼエンジニアということもあり、開発の妨げになると本末転倒なので、チャットではレスをしたい時にしてくれればOKと伝えていますし、ビデオ通話する時は、(当たり前ですが)必ず予定を前もって決めています。
このコミュニケーション手法にたどりついた理由
私自身がお喋りということも多分に関係していますが、色んな失敗経験を踏まえた消去法からこのプロセスに至りました。
「言わないと、伝わらない」
「知らないより、知っていた方が良い」
賛否両論あると思いますが、シンプルにこの2つを原則にしています。
効果
人見知りで口数も少なかった非常に若いメンバー達ですが、会社やプロダクトに関して自ら意見を発信し、更にアクションを起こしてくれるようになりました。
私の意見に対しても、最初は受け身一辺倒だったのですが、必要だと思ったら反対意見を伝え改善提案を言ってくれるようになりました。正直過ぎて時々イラッとすることもありますが(笑)
偉そうにつらつらと書きましたが、できて間もないチームで、皆に助けてもらってばかりですし、改善点もまだまだありますが、コミュニケーションのリソースを惜しまず投下した結果、大きな齟齬や問題なく、ここまでこれていると思います。改めてメンバーに感謝です。